統合失調症でも働き続ける

東大卒の男が29歳の時に職場のパワハラ・業務負荷増・コンプライアンス違反の強要に起因して統合失調症を発症した経緯と、3か月の病気休暇・約1年間の休職の後に働きながら回復する様子を綴ったブログです。

前兆期2/2

前回ブログからの続きです。

 

10月9日に精神が崩壊した私は、なんとか翌日・翌々日の10月10日・11日は出勤することができましたが、ガタガタの精神状態での出勤となりました。この日の記憶はほとんどありません。

 

上司Cに呼ばれて私がコンプライアンス違反だと相談した業務についてなにか言われたという記憶がありますが、その内容を理解するほど頭が働いていませんでした。ただ一つ記憶(記録)に残っているのは、私がコンプライアンス違反だと相談した業務をなかったことにするメールが上司Cからコンサルタントに送られていたことです。私の主張が通った形になっていましたが、コンプライアンス違反を指摘することでパワハラ上司Cから逃れられると思っていた私はそれだけでは満足することができず、精神が崩壊したままでした。午前中ずっとぼーっとしていた私は異変を察知され、午前中で家に帰らされました。

 

ここで私は10月9日、精神が崩壊する直前テンションが高かった時、2通のメールをそれぞれ上司A、上司Dに送っていました。上司Aには「私の出向元では、同じようなことをやってコンプライアンス違反と叱られたことがある」、上司Dには「今は法律違反ではないが将来的には法律違反※の可能性がある」というメールです。10月11日、このメールが大変失礼なメールであると急に心配になり、職場で孤立するのではないかと錯覚し、絶望しました。また、連休中にコンプライアンス違反を説明する資料を作るために証拠資料をプライベートアドレスに転送していたため、その行為が守秘義務違反として咎められるのではないのかと思い絶望しました。

 

※参考:https://tech.nikkeibp.co.jp/atcl/nxt/mag/ncr/18/00005/070200005/

 

絶望していた私を見かねた妻は、親に相談した方が良いと私に促しました。私は自分の親と妻の両親に電話をして、「仕事で大失敗した、申し訳ない」と謝りました。その日の夜は十分に寝ることができませんでした。

 

10月10日の朝、睡眠が足りていない状態で目覚めた朝、私は過呼吸を起こしました。前日の親への電話で「出向先で孤立しているのであれば出向元に相談した方が良い」とアドバイスをもらっていた私は出向元に電話をし、職場で大失敗をしたこと、過呼吸を起こしたことを電話で伝えました。

 

そしてその日の午後、職場に出勤して上司Aと面談をしました。その日何を相談したのかは記憶が曖昧ですが、上司Cのパワハラから逃げたかった私は今の業務が辛いということを説明したと記憶しています。

 

こうして私の統合失調症の前兆期は過ぎて行きました。

 

次回は、統合失調症の陽性症状である妄想が発現する急性期について記したいと思います。


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