統合失調症でも働き続ける

東大卒の男が29歳の時に職場のパワハラ・業務負荷増・コンプライアンス違反の強要に起因して統合失調症を発症した経緯と、3か月の病気休暇・約1年間の休職の後に働きながら回復する様子を綴ったブログです。

急性期1/5

前回ブログからの続きです。

 

10/9(火)に精神が崩壊した私は、精神ガタガタの状態で10/10(水)〜10/12(金)を過ごし、そのまま週末を迎えました。

 

迎えた週末には心配した両親が家に来てくれました。

 

仕事で大失敗したと絶望していた私は、前回ブログの通り出向元にも連絡したことでいたずらに騒ぎを大きくしていると思いさらに絶望しました。食事もろくに喉を通りませんでした。

 

明らかに病的な反応を示す私を見て、両親には仕事をしばらく休むよう勧められ、10月13日、14日の土日で休んだ後、15日には出社してしばらく休みたい旨を上司に伝えました。

 

この頃から統合失調症の陽性症状である妄想が始まります。

 

まず、家にある本棚の中身が入れ替わって私を責めているような妄想に囚われました。具体的には例えば妻が持っていた「騙されてたまるか」という新書のタイトルを見て、私が病気のせいで妄言を吐いていると責められているような錯覚に陥りました。 また、下の名前が「やすみ」という著者の本を見て、「妄言を吐くような病気なんだからやすめ」と責められている錯覚に陥りました。

 

次に、家族が訴訟のためにケータイを使って私の発言を録音しているという錯覚に陥りました。その録音が訴訟のために役に立つかどうかはさておき、監視されている・盗聴されていると感じるのは統合失調症の妄想によくあるものらしく、それに類するものと思われます。また、10月16日には、内科がメインの病院に親の付き添いの元行ったのですが、その病院で訴訟のために弁護士に落ち合うものとすっかり信じ込んでいました。

 

16日の時点においては妄想は少ししか出ておらず、不眠や食欲減退などが顕著な症状であったためか、その時点では「うつ状態で2ヶ月の休養を有する」と診断され、抗うつ剤睡眠導入剤を処方されました。しかし私は自分が病気であることを受け入れることができずにその診断には納得がいかず、心療内科がメインのメンタルクリニックに予約を取っていくこととなりました。

 

予約が取れたのは10月22日で、その際には「不眠が続いているが睡眠導入剤の効果で眠れつつあり、抗うつ剤の効果も出てきているため、休養が必要との診断がでているが会社に出勤したい」と説明を先生にしました。先生は、「(うつ状態と診断されるに至った原因とも言える)職場の環境が改善されるならば、出勤は妨げない」という診断を下しました。

 

こうして、私は抗うつ剤睡眠導入剤を服薬しながら、10月23日以降会社に復帰することとなりました。しかしながら、妄想は止まらず悪化の一途をたどっていきます。

 

次回以降のブログの中で代表的な妄想について述べていきたいと思います。

 

今後の執筆予定・これまでの執筆

急性期1/5 家族による録音・本棚のメッセージ

急性期2/5 iPhoneの監視

急性期3/5 警察による監視

急性期4/5 NHKによるメッセージ

急性期5/5 会社のパソコンの監視


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