統合失調症でも働き続ける

東大卒の男が29歳の時に職場のパワハラ・業務負荷増・コンプライアンス違反の強要に起因して統合失調症を発症した経緯と、3か月の病気休暇・約1年間の休職の後に働きながら回復する様子を綴ったブログです。

近況報告(2回目の職場復帰)

統合失調症陰性症状(やる気・集中力の低下)により2020年2月(30歳)から病気休暇を取得・後に休職していた私ですが、以前のブログで宣言した通り、2021年1月(31歳)から職場復帰することになりました。

 

より正確には、2021年1月から「職場復帰支援プログラム」がはじまりました。このプログラムは、病気休職の範疇(給与は標準給与の8掛けのまま)において、フルタイムで勤務を行い病気休職を終了できるかどうか判断するためのものです。正式な辞令をもとに勤務を行うわけではないので、決裁の起案者になることができない、残業ができないという制約がありつつも、フルタイムで通常職員と同様に勤務をすることになりました。(非常に業務負荷が少ない状況ではありますが。)

 

以前のブログで書いた通り、私は新しい部署が割り当てられるのではないかと期待して休職をしたのですが、その思惑通り新しい部署が割り当てられました。しかも、2020年11月の人事意向調査で私が第一希望として記載した部署を割り当てていただきました。

 

新しい部署の特徴としては、海外出張がない、コンサルタントと契約していることが少ない、家から近いということがあげられ、これらはどれも私のとって都合の良いものでした。まず海外出張については、病気のせいで調整能力などに自信を無くしている現在、海外出張へのハードルを高く感じていたため、海外出張がないというのは一つ魅力的なポイントでした。(最も、現在はコロナの影響でどの部署も海外出張はありませんが。)次にコンサルタントと契約していることが少ないという点については、私が統合失調症になった原因はコンサルタントとの契約内容について上司ともめた(以前のブログ参照)という点にありましたので、コンサルタントとのやり取りに自信を無くしてしまったということがあるため、この点も魅力的なポイントの一つでした。家から近いというのも、魅力的なポイントの一つです。というのも現在息子が2歳で保育園に通っているのですが、まだまだ手がかかる時期なので朝の通勤時間が削減できるというのは非常に好都合でした。

 

現在は、「職場復帰支援プログラム」は終了し、正式な辞令の元勤務しているのですが、業務負荷が非常に少ないままとなっており、ストレスなく勤務できています。業務負荷が非常にに少ないというのは今後のキャリア形成を考えると不安なところではありますが、まずは段階的に業務に慣れていくという意味で前向きにとらえています。

 

上司は病気に理解のある方という印象を受けました。私を受け入れてくれる際には、野球の野村監督のように怪我(病気)になった選手(職員)を立ち直らせる監督(上司)になりたいと人事に言ってくれたそうで、とても心強く感じました。残念ながらその上司は4月で異動になってしまうため、後任の方にも同じように理解のある方が着任してくれることを願っています。

 

周りの人の理解を得ながら、少しずつ前に進んでいきたいと思います。