統合失調症でも働き続ける

東大卒の男が29歳の時に職場のパワハラ・業務負荷増・コンプライアンス違反の強要に起因して統合失調症を発症した経緯と、3か月の病気休暇・約1年間の休職の後に働きながら回復する様子を綴ったブログです。

近況報告

急性期の症状を回顧録的にまとめている最中でしたが、近況報告をと思い報告します。

 


2020年2月より2回目の長期休暇をいただいていた私ですが、2020年10月現在、まだお休みをいただいています。

 


より詳しく書くと、2020年7月に2年分の年次有給休暇と病気休暇を使い切り、同月より人事部付き休職扱いとなりました。

 


休職になると給与は2割カット、ボーナス(一時金)はそれ以上のカットになってしまうので経済的にはダメージですが、一度人事部付きとなることで復職時には別の部署が割り当てられるのではないかと期待して、休職することを決意しました。(統合失調症陰性症状であるやる気の低下がまだ見られたというのもありますが)病気休暇をもらう直前の部署ではパワハラといった問題はありませんでしたが、陰性症状が見られる中うまく仕事を回せなかったという経験をしてしまったため、心機一転を図りたいと思ったからです。

 


このように休職してしまった私ですが、最近陰性症状であるやる気の低下の改善がみられている気がします。

 


一つのバロメーターは家計簿を整理したことです。もともとエクセルで資料を作るのが好きで学生時代からエクセルで家計簿をつけていたのですが、2019年の中頃からつけるのがおっくうになってつけるのをやめていました。そんな中、2020年9月にはいり急にやる気スイッチが入り、これまでの記録を整理しました。

 


もう一つのバロメーターは労災申請のための資料作りです。自分が職場のせいで病気になったと認めていただきたい、なんとかもらえるお金はもらっておきたいという思いで労災申請をすることにしました。その結果はまたブログでご報告したいと思います。その過程の資料作りで、資料作りの楽しさを思い出してきました。

 


さらにもう一つのバロメーターとして、外の世界のニュースが気になり出したことです。病気になって以降、病気のことばかり考えるようになり外の世界のことに注意を払わなくなってきたのですが、だんだんとニュースが気になるようになってきました。

 


最後に、少しずつ読書やドラマや映画鑑賞をするモチベーションもあがってきています。これも、バロメーターの一つと言っていいでしょう。

 


最近見たドラマに半沢直樹というドラマがあります。2013年に作られた映画の続編の2020年版を見たわけですが、とても面白く2013年版も返すことにしました。そこで興味深かったのは、主人公の半沢の同期の近藤もわたしと同じ統合失調症にかかっていたということです。まだ私が学生だった2013年当時には自分がその病気にかかるとは思っていませんでしたが、病気になった今、主人公の半沢以上に動向が気になってみていました。近藤は不本意ながら(病気を理由に)出向させられてしまうのですが、最終的には(半沢を裏切ることとなりつつも)希望の部署に配属され、2020年版ではシンガポールに長期出張で絶好調という設定になっていました。私も近藤のように立ち直りたい、そう強く思います。

 


このようにやる気が出てきた私ですが、今年度の有給休暇があと5日しか残っていない現状、もう少しお休みをいただこうと思っております。

 


社内のルール的には3年間まで休職できるのですが、2021年1月には復職したいと考えています。一つの理由は2020年度に働いたという実績を作っておきたいからです。人事評価は年度単位で行われるので、2020年度に働いたという実績があればその後の評価にプラスの影響があるのではと思っています。もう一つの理由は2021年1月に妹の結婚式が予定されているからです。親戚が集まる一大イベントのときに復職していれば、自分も自信につながると考えています。

 


なんとか目標通りに体調を取り戻して復職したいものです。


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